伝える、伝わる
伝えるのってとても難しいことだなあとよく思います。
そして、伝えよう伝えようと思っていることよりも、
思っていることが自然と伝わる、という形でのほうが
より強く伝わる様な気がしています。
私の大好きな有村架純ちゃんが前に、
「思っていることは目で伝わると信じてお芝居している」
と言っていたのを思い出しました。
http://ameblo.jp/kasumiarimura/entry-12142770521.html
大きな身振り手振り表情などで表現されるよりも、私の場合は、目の色や沈黙で自然と伝わってくる演技のほうが、スッと想いが入ってくるなあと感じます。
と同時にそれが本当に難しいことなのだと思うのですが。笑
芸術にも同じことが言えると思います。
何かを「伝えよう」という意識の強いものにはなかなか心を動かされない気がします。
その人の感じたままのものに、人は自分に内在する感情を共鳴させることで、結果として感動するだなあと思います。
(私が2○時間テレビを嫌いな理由もここにある気がします。笑)
音楽ももちろん同じで、「元気出してがんばろーよ!」とか言われても、元気出して頑張ろう!とはなかなか思えません。笑(ここでは歌詞の話をしています、)
人にウケるために、と考えられて造られたものよりも、発信者が感じた事、個人的な想いをつらつらと語ったようなもののほうが案外胸を打たれる場合が多い、と思っているわけです。
この事を考えていたら、ベートーヴェンが頭に浮かびました。音楽に個人的な想いを込めることが出来るようになったのはベートーヴェンのお陰なのですよね、笑
人の心を震わせるだけの強い感情を持つ、
そんなに簡単にできることではないけれど、
大勢の人に何かを伝えたいときに頑張って伝えようとすることは逆効果になることもあるのかな、と思いました。
勿論、人の心が自然と震えてしまうほどの強くて強い感情を持つ事が第一条件なのだなとも。
そしてそして、伝わります様に、と願う心も大切であると。たしかにこれがゼロでは伝わらないだろう。
といっても、全力で伝えなければ伝わらなかったり、それでも伝わらないこともたくさんあるので難しい。
今日はひっさしぶりに懐かしい人にメールを送りました。
元気にしているのかな。お返事来たらいいな。笑